【もうすぐ東京マラソン2019】寒い時期に気をつけたい!「低体温症について」

今年ももう少しで東京マラソンですね!マラソン大会などが多いシーズンでもあり、普段からランニングやジョギングをしてみよう!と張り切っている方も多いはず(^^)/

そこで、今回は楽しく走る為、そして結果を出す為にも気を付けて頂きたい、「低体温症」について紹介させて頂きます!


(東京マラソン2018でのトレーナー活動)


ここ数日では、気温も少し上がってきましたがまだまだ寒い時期が続きます。

体の調子を整えるためにも、是非参考にしてみてください!


マラソンで多い症状とは!?

2017年の東京マラソンでは、救護所を利用したランナーが約1200名もいます。

救護所で見られている症状は、疲労から靴擦れ、下肢の痙攣など様々です。

その中で特に多かったのが「低体温症」です。


低体温症とは!?

その名の通り、身体の体温が下がり、症状がでることです。

(低体温:深部体温が35℃未満だと低体温とされています)


症状について

・35℃~36.5℃

骨格筋の震え(シバリング)や指の動きが鈍くなるなどの症状がでます。

・35℃以下 ※注意

意識低下や筋力低下、うわごとを言い出すなどの症状がでます。


対処法について

・温かい場所に移動する

風や寒冷環境から退避し、できれば暖房のきいた車内や室内に移動する。

・濡れている場合は拭く


汗が冷えてしまい熱を奪っている場合があります。また、服が濡れている場合は服を脱がせて毛布などで慎重に保温するようにする。

ウォーミングアップ不足やウェア選択のミスなど、多くの原因が重なって体調が変化してしまいます。危険を感じた場合は、すぐに対応できるように気を付けましょう!


マラソンでは、低体温症だけではなく大きな事故に繋がることもあります...。

例えば、こんな事件も。

「走る」とは、楽しいモノだと思っています。しかし、このような症状やケガなどで「走る」=苦しい・辛いモノだと思ってしまうのがとても悲しいです。


その為、せっかくの楽しいランニングイベントを思いっきり楽しむためにも是非参考にしてみて下さい!

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