【陸上ニュース】北京オリンピック400mリレー銀から銅へ!

2018/12/11日に発表されたニュースで、北京オリンピックでの銅メダルから銀メダルに繰り上げされたことが話題となりました。優勝したジャマイカのドーピング違反による失格が確定したことが原因となっています。


以下、毎日新聞の内容になります。

2008年の北京五輪の陸上男子400メートルリレーで、優勝したジャマイカのドーピング違反による失格が確定し、銅メダルだった日本が銀メダルに繰り上がった。


日本オリンピック委員会(JOC)が11日に発表した。  日本は塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4選手が出場。2位のトリニダード・トバゴが金メダル、4位のブラジルが銅メダルに繰り上がった。  


ジャマイカは第1走者のネスタ・カーターがドーピング再検査で陽性反応を示し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分を不服として訴えたが棄却された。


アンカーのウサイン・ボルトの五輪通算金メダル数は陸上界ではカール・ルイス(米国)らと並ぶ最多9個だったが8個に減った。  


【男子リレーメンバーのコメント】


朝原選手(現大阪ガス陸上部副部長)

「すっきりして素直にうれしいが、スポーツ界にとってドーピングによって繰り上げが行われるのは良くない。ドーピングする選手がないようなスポーツ界であってほしい」と話した。  


北京五輪の日本選手団のメダル数は金9個、銀8個、銅8個となる。


塚原直貴選手

メダルの色は変わっても、あの瞬間の感動は変わらないと思う。この10年間、銅メダルとともに多くの場所で、数多くの人々と接することができ、温かい言葉をかけていただいた。

また、五輪は選手にとって人生をかけた瞬間であり、後から結果が覆るようなルール違反は決してあってはならない。アスリートの皆さんが、今後も強い気持ちで、フェアに挑戦し続けることを切に願う。

  

末続慎吾選手

選手として一つ一つのことを完結させながらやっているので、銀メダルになったからといって人生が変わるわけではない。ただ、自分自身の喜びというより、第三者の追及でドーピングの事実が明らかにされたことがアスリートとしてうれしいし、貴い。まだ現役である自分も含めた選手にとって、安心して競技に取り組めることにつながると思う。  


高平慎士選手 

すばらしい結果の裏側にスポーツにおけるルール違反という悲しい現実があった。私たちは五輪の舞台で本当の順位で表彰台に立つことができなかった。すべてのアスリートが正々堂々と戦っているという姿に世界中が感動や希望を抱いている中、裏切る行為は決して許されることではない。


以上になります。

スポーツ業界では、ドーピング問題が数多くあります。

その中で選手やアスリートなどの選手に関わる全ての人がドーピング防止に対する知識を持たなければならないということ。


現在ではサプリメントを摂取しているアスリートが数多くいます。

ドーピングを意図的に摂取しているつもりがない場合でも、病院から処方された薬やサプリメントに混ざっている可能性があります。その為、トレーニング科学だけでなく、栄養についても学ばなけらばいけないと感じています。


また、自分一人だけでなく、栄養士などと一緒に協力することが大切だなと振り返ることができますね。残念なニュースを前向きに、これからの為の出来事として受け入れていきたいですね!

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